私もいろんなパーティーに顔を出していますが、やっぱり、ヴィトンのそれはちょっと別格だといつも思うのです。暗い公園の中に突如としてUFOが降り立ったような光り輝くドームをつくってしまうというこのサプライズ! ファッションショーはかなり人数が限定されていて、芸能人の方々(まあ、私もそうなんですが)の華々しい顔ぶれは見ものだったのですが、やっぱりパーティーが凄かった。
何たって、ドレスコードが”ディスコ”ですもん。これは私の専売特許。DJ Jus Ske(ジャスキー)が80年代ディスコはもとより、なんとロカビリーまで遡って、ガンガン、ダンスチューンがかかるんです。当然、ダンスフロアに行って踊りましたよ、私。フロアを囲むVIP席には、山口小夜子さんやフランソワーズ・モレシャンさんの顔ぶれも。私たちの周りにはヴィトン関係者奥様と思われるはじけたオバサマたちがいて、一緒に大騒ぎしちゃいました。そしてそして、なにやら会場が騒然となったと思ったら、ステージには、グレース・ジョーンズが! 彼女こそ80年代ニューヨークに輝いたニューウェーブの大金星。懐かしいイッセイヤケのプラスティックのボディースーツにプリーツのマントをまとって、「ラヴィアンローズ」などなどの名曲を歌い上げて去っていきました。
会場には、この手のパーティーには絶対に見かけない、若いゴスロリやコスプレイヤーみたいな若者が楽しそうに踊っていたけれど、これは、演出のひとつ。後で聞いた話だと、村上隆さんのゲーサイ一派の若手アーティストも思い思いの格好で遊びに来ていた模様。そういう、音楽だったりサブカルチャーの息吹を持ち込む心意気が、デザイナーのマーク・ジェイコブスのセンスなんでしょうね。そういうところが、私のお気に入りなんですね。